FullLabo day's

なるべく頻繁に更新したい近況報告と展望なんかのブログです。

曲の雰囲気 あと音響機器について思う事

なんだかんだ曲を作る原動力としてこんなシチュエーションで聴きたい曲を作ろうと言う感じがありまして、結構具体的イメージは出来ているのです。
基本屋外で芝とか生えてるといいですね。公園とかでもいいんですができれば周りが木に囲まれて方がいいですね。晴れてる方がいいですね。そんな場所で緩めのテンポで酒を片手にダラダラ夕方までっていうのが、ある時期から頭から離れなくなりましたね。
ラブパレードの初期の頃のアフターパーティだかプレパーティーだかの映像でそういうのがあって、初期のラブパレードはベルリンの戦勝記念塔を中心に東西の道路を大音響が出る改造した大型トラックが何十台も連なってぐるぐる行進してお気に入りのトラックの後をついて踊るっていう感じだったのですが、割とその道路周辺は公園になっていてその場所でやっていたらしいパーティの映像がそれで、その頃ガチガチのミニマルテクノ好きだった自分に、ああこういう力が抜けてるのは楽しそうだなぁと。(自分はラブパレード10周年の98年に実際に行ってきました。これはこれでまた色々すごい体験をしたのですがそれはまたの機会に)


90年台は日本でもシークレットレイブ的なものがそこそこあって、場所の告知がフライヤーオンリーで本当にイベントができるのだろうか心配になるくらいの山道を進んで行って街灯なんてないので懐中電灯必須とかのイベントに行っていた自分にすればヒッピー文化の変形的なもの(ドラッグパーティー的側面が強い)ではない、エレクトロニカ(現在よく使われるものとは違う初期的な意味の)は機能的で、かつ自然体な感じがただただかっこよかったです。
環境の違いなのでしょう、いろんな音楽を聴く事ができる環境がある場所で発達したエレクトロニカにはいろんな要素が無自覚に入っていて、弦楽4重奏を身近距離で生で聞いた事があると低音と中高音のバランスや体感する音圧などが無意識に記憶になるのかなぁ、思うほどフランスの南部の都市では音楽が触れる機会が多かったのを感じたし、連日飲みに行っていたバー(というにはちょっと大きいのだけれど)にしても結構大きめのスピーカーがあってうるさ過ぎず、物足りなくもない音量でなっていたのもやっぱり文化の違いを目の当たりにした一つでした。
10代後半から音楽が楽しくて生活の中心になった自分にとってみれば理想的な生活なわけです。中学の頃から洋楽に触れていて古いジャズから伝説的なロック、最新のチャートものも同一線上に聴いていたのだけれど(FMラジオは偉大でしたよ)レッド・ガーランドローリングストーンズと笠置シズ子とプリンスが同じ時間の帯番組で流れるとかいい時代でした。

タイトルからずれてきた感があるので修正して、いろんなジャンルの音楽はそれぞれ特徴があって自分のフィルターに引っかかるところがあって、気持ちが良かったり、聞き入ったりするわけで、一つのジャンルにそれを求めるのには無理がある感じがするのですが、間口も出口も広いものが使いやすいわけです。昔知り合いの子にテクノが好きなんですよって話してピコピコ音のあれって言われた時のガッカリ感は結構辛かったりしたんですが、ゲームミュージックとテクノミュージックがイコールな感じがなんとも超えられない壁な感はあって、でも言葉がなくてもイメージを作る作業としては最適かとも思うのでなんとかしたいなぁとは思いつつも、細分化し過ぎた感もあるし、ダンスミュージックがなっている場所の廃れた感じもなんとなく感じてはいるし、”クラブミュージック”はもう過去のものなのかなとも思ったりするわけです。ヴァーチャルは否定はしないのだけれども体が震える低音とかテンションが上がる中音とか空に吸い込まれる高音とかはやっぱり直に聞いた方が経験として残るのじゃないかなぁと思うのですがね。
実際作るものとして日和ってる感は感じてはいるんですが、かと言ってシルベスターとかネタにする人間がどれ位居るかってのもあったりして、自分の普通は他人の普通とは違うわけで、どの層に向けて作ってるのかと自分でもよくわからない状態ではあるし、まぁ公開方法をもう少し考える必要があるなとは思っては居るのだけれどオランダから帰ってきて3ヶ月以上が経ってやっと経験と考えの整理がつき始めた感じがあって、エフェクトはやっぱりエフェクトでしか無い事も感じてきたし、いろんな事が衰えてきてる状態を受け入れてできる事があるんじゃないかと思って、長文のブログを書くことにも面白味を感じていたりすることの一つでもあったりして、ようやく日記から脱した感があるかなと思います。

こんな記事を書きながら今年に入って一番聞いているであろうのがこれだったりする自分はよくわからないです。

www.youtube.comヴォーカルの定位とかベースの響き方とかストリングス音量とかこれが自分の生まれる前とか音楽は何が進化してきたんでしょうか?
まぁこのころの人たちは本当に歌が上手いのでリバーブが少ないのもつい聞き入ってしまう所だったりします。自宅の音楽環境のグレードアップをトライ&エラーで色々やってきていてそれがいい状態になってきているのもあるかなとも思っています。実験を兼ねて自作のスピーカーボックスを作っていたのですが、そのスピーカーが思った以上に良かったのがハマるきっかけでしたけれど、これも実際試してみないとなんとも言えないし、設置方法とかで音が変わるんですよね。話半分でネットを調べたりしてたんですが、スピーカーコードを付け替えれるタイプのシステムを持っているいる人は一度変えてみてはいかがでしょうか。
これなんかおすすめです

BELDEN スピーカーケーブル 8470   Amazon CAPTCHA

8460て番号のものあるんですけれど、全く違うものでも無いので、インスピレーションでいいのでは無いでしょうか。この値段帯だと頭一つ飛び抜けてます。まぁ好みの問題もあるんでしょうけれど、素直な音が出てくるのでいいと思います。高いアンプよりもこちらを変える方がいいと思います。
あとこれも良かったのですが最近国内だと売ってないかもしれません。

HiVi B4N
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自作用スピーカーは国内だとフォステクスのシリーズが手頃な値段から揃っているのですが、見た目が良かったのとメーカーのホームページに行ってみるとミッドベース用ではなくてフルレンジ用だったので、試しに買ってみたんですが透明度が高い音になったように思います。最初ツイーターのついた箱にそのままつけてみたのですが、結局ツィーターの配線を外してしまいました。無理して高音を出している感じがなくなって聴きやすくなりました。音響製品の面白さというか鬱陶しさというか最近のフルデジタルのもならそうでも無いのかもしれませんが慣らしをしないといけないのです。ある程度当たりが出たらそこからまた微調整みたいな感じになるのでなかなか飽きがこないので、RPGでじっくり育てる方はあってるかもしれません。パラメーターを1目盛り上げる感じでインシュレーター変えるとかの感覚ですかね。まぁこれもお金をかけずに効果を確認する方法を考えるのも楽しいです。自分はスピーカースタンドから自作してみたりするので終わりが見えない感はありますが、最近は今の構成が結構気に入ってきているので、スピーカーボックスの製作を考えているのですが焦らなくてもいいかなと。

木材加工って案外高いんですよね。NCルーターの加工は習ったので作業的にそんなに大変では無いのは知っているのですが、プログラムは知識がいるのでその値段なのかとも思いますが、ちょっとぼったくり感はありますね。4インチのスピーカーの箱が原材料が3千円くらいなのに加工したら1万超えるとか何事かと思うわけです。しかもどう加工するかも頭に描けるので余計に手が出ないです。機材を揃えてもいいのですが置く場所がないのでそれもままならず、色々ジレンマが募るのですが、そんなに不満が出る状況でもないので、そのうちにやろうかなと思う程度です。元々凝り出したら止まらない完全主義的側面が強かったのですが、完全などないしのんびりやっていこうと思えるようになったのは年齢のせいかとも思います。まさかスピーカーの固定に本当にレンガを買うとは自分でも思わなかったですよ。効果があった気がするのはプラシーボ効果ですかね(笑
でも圧縮音源はデータ量が減ってるのは解るぐらいのセットは組めたのではないかと思うので、あとは本当に細かいケーブルとかを変えて自己満足を満たしていく事でしょうかね。

まぁ今のセットだと息遣いとかピアノのタッチとかが以前に比べてわかるようになったので電化してない音源が楽しいのはあるんですよ。

youtu.beこれのブラシの音とかベースの音とか自分が生まれる前の音源とか信じられないんですよね。演奏がいいのもあるんですけれどもマイクの性能はそんなに進化していないので割とこういうものに関してはyoutubeは消さずにいてくれてるのはありがたいです。マイクをどこらへんに置いてるかもなんとなくわかるのが楽しいです。ヘッドフォンでもいいって人がいるかもしれませんがあんまり耳に負担はかけたくないんですよね。何でもかんでもハイレゾっていうのもあんまり同調できません。聴きたいものが見つからないのもあるんですが、高すぎる感じがあるんですよ。昔のアルバムのリマスターという名の加工を施してあるものがいい値段しますよね。あれってアーティストにちゃんと還元されるのか疑問なんですよ。似たようなことがCDでもあった事はなかった事ですか。そうですかって言いたくなります。
音楽業界の衰退は体質の改善が起こらない限り必然かなって思います。誰が音楽をユーザーから遠ざけてるのかってのはいつも思います。やっぱりアーティストに直接課金できるシステムができたらいいんですがいろんな問題あるんでしょうね。
なくなったアーティストとかどうしようもないですもんね。
だからと言ってアナログ盤のパチパチノイズはやっぱり我慢できるレベルではないのでそこには戻れないですしね。
今回も長くなりました。ではまた。